
「とちぎ和牛」は指定された生産者によって肥育された黒毛和牛であり、枝肉格付がA・Bの4等級以上に格付された枝肉だけに与えられる銘柄名です。
指定生産者は県内各地に現在約220名おり、そこで飼養されている和牛は約10千頭、その大部分が東京食肉市場に出荷されています。その内、「とちぎ和牛」として認定されるものは、格付審査をパスし、年間を通じて約3千頭になります。
「とちぎ和牛」は、サシの入った霜降り肉で、キメが細かく、柔らかく、風味豊かな、旨味の秀でた味の芸術品です。前沢牛や松坂牛にも劣らない高級牛肉として、評価も高くなっています。

「とちぎ和牛」・「とちぎ霧降高原牛」・「日光高原牛」の指定生産者が生産した枝肉には、全て産地証明書(生産者の顔が見える牛肉パスポート)を発行し、生産情報を提供することによって、安全と安心をお届けすることに努めています。
栃木県の肉牛飼養頭数は、98,100頭で全国6位で、九州、北海道を除いた本州では2位です。
また、これを産出額で見ると、本州で第1位となっています。(04年 約237億円)
和牛の肥育頭数は、約22千頭で全国9位、交雑牛の肥育頭数は、約37千頭で全国3位となっており、肉牛の主要産地であります。